2021年12月6~8日に東京ビッグサイトで開催された「JAPAN BUILD 2021」に行って来ました。今回も、おすすめの商品や技術についてピックアップしてレポートします。
オンダ製作所:低圧損型給水用樹脂製管継手「Revos」
リフォームでは、給水給湯配管の接手をたくさん使うため、流量不足が起こりやすいです。この原因は、樹脂製エルボ継手によって流路が絞られて圧力損失が起こるためです。
もちろん流量不足にならないように配管を太くして対策すれば良いのですが、それだと工事がしにくかったり、捨て水が多くなったり、お湯が出てくるまでに時間が掛かるなど、様々な問題が起きます。
そこで誕生したのが、低圧損型給水用樹脂製管継手「Revos」です。
外径シール構造で流路が広い
「Revos」は流路径が広く、水が多く流れる「外径シール構造」を採用しているので、リフォームの現場で起きる流量不足解消に効果的です。しかも、樹脂管をワンタッチ接続なので、施工も簡単かつ確実に行えます。
なめらかエルボで大流量
一般的な継手は曲り部での流速変化が大きく、圧力損失も大きくなります。「Revos」は流体解析を活用し、最適な流路形状を検証した結果、特殊金型により抵抗が少ないなめらかな流路を実現しました。これにより大流量を確保し、曲り部での圧力損失が少なくなり、さらに省エネにもつながります。
一番上の「Revos」のなめらかエルボだと流路が絞られることなく水がスムーズに流れます。
デモの様子を撮影してきましたが、これを見ても分かるように、従来品に比べ「Revos」の流量は圧倒的に多いことが分かります。
「Revos」は圧力損失が少ないので、圧倒的な大流量を可能にします。なので、配管口径のサイズダウンも可能で、湯待ち時間の短縮、捨て水の削減、さらにはポンプの消費電力を削減するなど、省エネにも寄与することができます。
省エネ大賞 最高賞受賞
「Revos」は、一般財団法人 省エネルギーセンターが主催する「2019年 省エネ大賞」の製品・ビジネスモデル部門において、最高賞にあたる経済産業大臣賞を受賞しています。住宅のリフォーム配管等において流量不足を解消し、省エネに大きく寄与するものとして、同部門で評価されました。
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