東京ビッグサイトで開催された「建築・建材展2019」に行って来ました。3月5日から8日まで開催され、今回は過去最多の310社を超える出展者が関連製品・サービスをデモンストレーション・展示しました。気になった展示ブースをいくつかご紹介します。
この「ザ・バイオウォーター」を給水管に設置することで、水の質を変えて鉄の酸化速度を遅くし、配管の内部に安定した炭酸カルシウム被膜を形成します。そして、その被膜下の酸化の遅くなる環境で赤錆は黒錆に変化し、赤錆で浸食されていた管の内部の孔蝕部分も、黒錆によって元の肉厚まで復元する事ができます。さらに配管の閉塞率まで改善することができる装置です。
普通の水道水が通っていた赤錆だらけの水道管と「ザ・バイオウォーター」を導入した水道管。一目瞭然ですね。
光冷暖は、従来型の送風による冷暖房ではなく、遠赤外線を利用して家全体の壁や天井と共振・共鳴させることで快適な室内環境を実現します。風が出ないのが最大の特徴で、エアコンの風の浴び過ぎが原因の体調不良が無くなります。
FRPライニングとは今まで使っていた排水管の中に、強靭な素材でもう一つのパイプを作る工法です。これまで行われてきた塗布方式の工法では、塗布することはできても、穴をふさいだり、配管補強したりすることはできませんでした。でもFRPライニングなら、これまでは取替えるしかなかった穴の開いた排水管でも、排水管更生と耐震補強を同時に行うことができます。
このU字路は再生プラスチック製で重さが20㎏程度なので、設置に重機が不要です。重機が要らない分、コスト面のメリットが大きいですね。更に20年もの耐候性があり、接続も加工も容易にできる製品です。
このように傾けると水が出ます。水道代が上がってしまいそうですね(笑)
羊毛には断熱材の役割があります。羊毛の繊維は60%もの空気を含んでいて、その理由がクリンプとよばれる繊維の縮れにあります。この縮れが、空気の層を作り出し冬の冷たい空気や夏の温かい空気の侵入を防ぎます。70%以上の羊毛から成るウールブレスは、このクリンプによって高い断熱効果を発揮します。 羊毛に包まれた家なんて素敵ですね。
コストはグラスウールの3~4倍掛かりますが、自然派の方には提案する価値がある製品です。
同時開催の「LIGHTING FAIR」 会場では、LED照明と調光システム、そして プロジェクションマッピングの技術展示が目立っていました。
カラーバリエーションが豊富で、デザインも素晴らしかったです。
このように、様々なものが展示されていて、非常に楽しむことが出来ました。現地に行けなかった方々に少しでも空気感が伝われば幸いです!
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