横浜は人気の観光スポットが多く、1日で全てを訪れるのは至難の業です。そこで今回は「船」にテーマを絞った散歩コースをご紹介します。横浜と言えば港町、港町と言えば船ですからね~。
今回ご紹介するのは、JR関内駅をスタートして、横浜港大さん橋 → 山下公園 → 氷川丸 → 横浜港観光船 → 中華街 → JR石川町駅というコースです。ショッピングモールや遊園地のある「みなとみらい」エリアは入っていませんが、古き良き横浜の雰囲気を感じる王道コースです。是非お楽しみ下さい。
大さん橋に行くには、JR関内駅の南口改札(石川町方面)を出ると近いです。駅舎の上に設置された横浜ベイスターズのヘルメットが目立ちますね~。偶然、人気の機関車「ブルーサンダー」が通過したので慌ててシャッターを切りました^^
ここから、目の前に見えている横浜スタジアム方面に歩きます。スタジアムを左回りに半周すると日本大通りがあります。
日本大通りは、 R.H.ブラントンの設計により明治3年頃に完成した日本で初めての西洋式街路。神奈川県庁や横浜開港資料館、横浜地方裁判所、横浜情報文化センター(日本新聞博物館)など、 重厚な歴史的建造物が立ち並びます。紅葉の季節には、美しく色づいたイチョウが眺められる人気のスポットとなります。 大さん橋へ行くには、この通りを海に向かって真っすぐに歩きます。※写真は横浜スタジアムを背にして、横浜港方面を撮っています。
日本大通り沿いには、歴史的な建造物がたくさんあるので、それを見ているだけでワクワクしてきます。
港郵便局前交差点を渡ってすぐに左手を見ると横浜開港記念会館が見えます。ここの建造物は、横浜開港50周年を記念し、市民の寄付金により大正6(1917)年に創建されて以来、横浜の代表的建造物の一つとして多くの市民に親しまれてきました。平成29年に100周年を迎えています。
旧帝国ホテルなどを設計した近代建築の巨匠フランク・ロイド・ライトの手による建築様式で、スクラッチタイルと大理石を用い、幾何学的な装飾模様が特色の建造物です。
海洋会館も時代を感じさせる雰囲気を醸し出しています。実はこのビルの地下にイギリス古着だけを扱う素敵な古着屋さんがあります。ビルの右側に見える扉が入口です。お店の雰囲気もすごくかっこいいので、古着好きの方は是非お立ち寄り下さい。
海洋会館の奥に行くと「象の鼻パーク」に入り、目の前に海が見えます。そして左手に見える横浜税関の「クイーンの塔」も横浜を代表する建造物です。神奈川県庁の「キングの塔」、横浜市開港記念会館の「ジャックの塔」と合わせて、横浜三塔と呼ばれ、横浜港のシンボルとして親まれています。
関東大震災(大正12年)で税関庁舎は倒壊。その後、財政窮乏の続いた時代に、税関の仕事は平屋のバラック建で行われていた。そんな折り、時の大蔵大臣であった高橋是清が「失業者救済のため土木事業を起こすべき…」と発言。昭和7年第22代税関長に就任した金子隆三は、この意を受け失業者救済をかねて三代目税関庁舎(現庁舎)建設に着手し、現庁舎“横浜税関(高さ51m)”が完成した。
横浜税関ウェブサイトより引用
さらに進むと、象の鼻と呼ばれる突堤の向こうに大きな豪華客船がど~ん!大きいのなんのって、船から突堤までは50m以上離れているのにこの迫力です。手前に写る人と比べるとその大きさが分かると思います。
まだ大さん橋に行ったことがない方は、豪華客船が入港する時を狙って行くことをオススメします。楽しさが倍増します^^豪華客船の入港予定はこちらで確認できます。
大さん橋の上から撮影したDIAMOND PRINCESS号。救命ボートが無ければリゾートホテルにしか見えません(笑)。
う~ん、かっこいい!すごい!でかい!それ以外の言葉が浮かびません (笑) 。
DIAMOND PRINCESSの全景。船の大きさは、何と全長290m!全幅37.5m。 総トン数は115,875トン!乗客定員2,706人、乗組員数1,100人です。この船は英国船籍ですが、日本の長崎県佐世保で建造されています。
ここから眺める夕景、夜景は美しく、素晴らしい写真も撮れるので、是非チャレンジしてみて下さい。サンセットタイムの作例↓↓↓
さて、次は山下公園に向かいます。山下公園は大さん橋から開港広場前交差点まで戻り、左折すれば1~2分で着きます。
「SCANDIA(スカンディヤ)」は50年以上続く老舗のレストランです。スカンジナビア政府観光局お墨つき、日本でも珍しいスカンジナビア料理(北欧料理)が食べれるお店です。
この日は平日でしたが、土日祝日は大勢の観光客が訪れる山下公園。ベンチや芝生でのんびりと過ごすには最高の公園です。
DIAMOND PRINCESSが全長290m、横浜ランドマークタワーの高さが296mなので、ちょうどランドマークタワーを横に倒したら、同じくらいの大きさなんですね。それが水に浮くなんて不思議な気分ですw
氷川丸は日本郵船が1930 年にシアトル航路用に建造した貨客船です。 当時最新鋭の船として竣工しました。戦争中は海軍特設病院船となり、終戦までに3回も触雷しましたが沈没を免れ、戦後は貨客船に戻り1953年にシアトル航路に復帰。船齢30年に達し第一線を退くまでに、太平洋横断254回、船客数は2万5千余名と、活躍しました。
日本郵船氷川丸ウェブサイトより引用
1960年に引退した後、1961年より山下公園前に係留保存され、2008年に「日本郵船氷川丸」としてリニューアルオープンしました。
船が海外へ渡る唯一の交通手段だった当時、北米航路シアトル線に配された氷川丸には多くの著名人が乗船したそうです。あのチャーリー・チャップリンも1932(昭和7)年6月2日、横浜から乗船しました。
現在は入場料300円(大人)で船内見学が出来ます。客室はもちろんのこと、エンジンルームのすごさは圧巻です。大きな船なので全部回ると1時間くらい掛かりますが、一見の価値ありですよ。
山下公園から乗れる横浜港観光船は、横浜港をクルーズする「マリーンシャトル」、ランチクルーズ・ディナークルーズが出来る「マリーンルージュ」、横浜駅東口~みなとみらい21~赤レンガ倉庫~山下公園を結ぶ海上アクセス「シーバス」等、たくさんの船があります。
潮風の中をクルーズするのは最高ですが、もっと手軽に使いたいという方は、山下公園~みなとみらい21(インターコンチネンタルホテルの裏)への移動や帰路に横浜駅まで移動する場合などに、シーバスを利用しましょう。乗船料が安いし楽ちんです^^
次は山下公園の中央広場(噴水がある広場)から出て、横浜中華街へ向かいます。
このブログを書いていたら、またすぐに横浜に行きたくなって来ました。次回は桜木町~野毛~伊勢佐木町あたりに行って来ます^^
★ヨコハマエアキャビンの記事はこちらです。