11/3(祝)に湘南一帯を会場とした一斉ビーチクリーン「オール・オーシャンラバーズ・ビーチクリーン」が開催されました。
このイベントは、NPO法人 湘南クリーンエイドフォーラムさんが主催し、湘南エリアに数多くあるビーチクリーン団体と同じ日に一斉ビーチクリーンをするもので、「海を大切にする心」をひとつにして「きれいな海を未来に引き継ぐ」ことを目的にしています。今回はこのイベントに参加してきましたのでレポートします。
今回は13の団体が参加していると聞き、鎌倉~藤沢~茅ヶ崎だけでそんなに多くの団体が日頃からビーチクリーンを行っているのか~と感心していたら、やっている団体はもっとあるとのこと。本当に素晴らしいですね。
ビーチクリーン実施会場/実施団体は以下の通りです。
・材木座海岸/オクダスタイルサーフィング
・由比ガ浜/鎌倉ライフガード
・由比ガ浜/ウェットランド
・七里ガ浜/ゴミフェス532
・片瀬東浜/鎌倉もののふクリーン隊
・片瀬西浜/湘南ビジョン研究所
・鵠沼海岸/鵠沼オヤジパトロール隊
・鵠沼海岸/HOP HEADS
・辻堂海岸/スエヒロローカル
・辻堂海岸/湘南クリーンエイドフォーラム
・辻堂海岸/生活クラブ湘南コモンズ
・辻堂海岸/やまゆり生協
・茅ヶ崎/ほのぼのビーチクリーン
・茅ヶ崎/湘南クリーンエイドフォーラム
私が参加したのは辻堂海岸会場。この会場だけでも40名以上の参加があり、改めて湘南エリアの方々の環境意識の高さに驚きました。
辻堂会場のタイムスケジュールはこんな感じでした。
09:45 受付
10:00 開会挨拶・やり方説明
10:10 ビーチクリーン開始
10:40 ビーチクリーン終了
10:45 他会場とのZoon交流
10:55 閉会挨拶・集合写真
11:00 終了
はじめにNPO法人 湘南クリーンエイドフォーラム代表理事の五十嵐さんからお話しがありました。「ごみ問題は拾うだけでは対処療法です。教育や普及啓発を通じて新たなごみの発生を抑制する根源療法を中長期的なビジョンを持って進めることが大切です」というお話が印象的でした。
普段からビーチクリーンされている海岸には大きなごみは少なく、プラスチック片など小さなごみを探します。子供たちも一所懸命に探していました。
小さなプラスチック片(マイクロプラスチック)は砂に埋まってしまうので、探すには根気が要ります。
それでも、集中して拾っていると、あっという間に紙コップ一杯分になります。
拾ったごみはチーム毎に調査シートに記入していきます。これを元に最後のチーム発表を行います。
シートの内容はこんな感じです。
拾われたごみを見ると、プラスチック片、たばこの吸い殻、針金、ビニールひもなどが多かったです。調査によると、これらのごみの7割は近隣の河川や排水溝を通り海に流れ出たものが、砂浜に打ち上げられたものだそうです。海で捨てられたり、遠くから流れてくるごみより、近くの街から出ているごみの方が圧倒的に多いそうです。
街のごみを減らせば、海のごみの7割はなくなります。ごみを捨てない、ごみを出さない取り組みが必要ですね。
湘南クリーンエイドフォーラムさんでは、こういったビーチクリーンイベントを定期的に開催しています。興味がある方は是非チェックして下さい。
ビーチクリーンイベント情報はこちら。
湘南クリーンエイドフォーラムの皆さん、参加者の皆さん、ありがとうございました。
◎前回のビーチクリーン参加レポートはこちら。
◎それ以前のビーチクリーン記事はこちら。