神奈川県立観音崎公園は、三浦半島の東京湾に面した場所にあり、ハイキング、バーベキュー、海水浴、釣りや磯遊びなどのアウトドアを楽しむことができます。東京湾を一望できる灯台や広場もあり、最高の眺望を楽しむこともできます。また横須賀美術館観音崎自然博物館などがあり、大人も子供も楽しめる魅力たっぷりの自然公園です。

そんな観音崎公園に行って来ましたのでレポートします。

 

園内マップ

観音崎みどころMAP(PDF)はこちら

観音崎公園へのアクセスは、京急馬堀海岸駅から観音崎行きのバスに乗って約20分。車でのアクセスも良く、都内や湘南方面からも日帰りで気軽に行くことができます。
 

観音崎バス停を降りると目の前に観音崎海水浴場があります。平日でしたがとても空いていたので、もしかしたら穴場なのかもしれません。水の透明度も高く、浅瀬ならカニやイソギンチャクなどもよく見えていました。

バーベキューや釣り、磯遊びを楽しむ人たちもいました。

対岸には横浜みなとみらいにあるランドマークタワーも見えていました。

観音崎は東京湾が一番狭くなる浦賀水道にあり、対岸までわずか3.5kmしかないので、行き交う大型船もよく見えます。

観音崎灯台は日本最初の洋式灯台です。

慶応2年(1866年)に江戸幕府は、アメリカ・イギリス・フランス・オランダの4カ国と結んだ江戸条約で、船舶航行の安全のために灯台を建てる約束をしました。

幕府は横須賀製鉄所を建設するために来日していた、フランス人技師ヴェルニーに灯台の建設を依頼しました。この依頼は幕府から明治政府に引き継がれ、観音埼灯台は日本最初の洋式灯台として、明治2年1月1日(1869年2月11日)に初めて点灯しました。

※この日は残念ながら新型コロナ感染拡大対策として灯台エリアには入れませんでした。

現在の灯台は、大正11年の関東大震災で被災し大正14年6月1日建て替えられもので、これが三代目に当たります。灯台の光りは77,000力ンデラで19海里(約35km)届くそうです。

地層がはっきりと分かる切通しがありました。

砲台と貯蔵施設跡。

道路脇のポールが灯台デザインになっていました。

次にご紹介するのは、2007年に横須賀市制100周年を記念して、観音崎にオープンした横須賀美術館です。建物は、観音崎公園の豊かな緑に囲まれ、目の前には東京湾が広がる素晴らしい環境の中にあります。

・横須賀・三浦半島にゆかりのある(出身、居住、在住等)作家の作品
・横須賀・三浦半島を題材とした作品
・「海」を描いた作品

を収集方針に掲げ、日本の近現代美術の名品約5,000点の中から選んだ所蔵品展、週刊新潮の表紙絵で知られ、ノスタルジックな雰囲気に癒される谷内六郎作品を常設展示、そして年間6回の企画展が予定されています。

イタリアンレストラン「横須賀アクアマーレ」は、東京 南青山に本店を構える「リストランテ アクアパッツァ」の日高良実シェフが総料理長を務め、2007年4月に横須賀美術館の開館と共にオープンしました。

東京湾が一望できるガラス張りの店内。ランチは明るく開放的な雰囲気で、海を眺めながら地元食材を使ったランチセットやコース料理、自家製デザートを味わうことができます。ディナーはキャンドルの明かりと共に、ゆったり落ち着いた雰囲気の中で滋味溢れるお料理の数々とワインをお楽しみいただけます。

お洒落なアイテムいっぱいのミュージアムショップなど併設施設も充実しています。

風光明媚な観音崎の地に立つ横須賀美術館は、絶景美術館としても知られ、過去に日本の絶景美術館のランキングでTOP5に選ばれたこともあります。東京湾を臨み、緑に囲まれた屋外の素晴らしい眺望は、三浦半島でも指折りの景観です。

館内にいても常に周囲の自然が感じられるよう、天井や壁に丸い窓が設置され、開放的な空間となっています。

1階から螺旋階段で屋上に上がる途中で、見ることができる屋根裏スペース。青と白のコントラストが爽やかです。

屋上の展望ルームからの風景です。

屋上は開放的で、目の前には海、後ろには森があり、自然を感じることができます。

ここ以外にも見どころいっぱいの観音崎。是非とも晴れた日にお出かけ下さい。

 

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